世界の中央銀行90行、イベントでブロックチェーンの可能性を探る

公開日時: 2016/06/13 AM6:30 JST

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昨年は、世界中の主要な中央銀行がワーキンググループを組織しブロックチェーン技術と電子通貨の研究に取り組んだ年だった。世界銀行、国際金融基金、FRBによって主催されたワシントンDCの3日間のイベントでは、世界中の中央銀行から参加した代表者たちが各自の機関において進行中の内部プロジェクトの詳細について明らかにした。

 

このイベントは今年が第16回目となるConference on Policy Challenges for the Financial Sectorという3日間に渡る会合で、6月1日からワシントンDCにあるFRB本部で開催された。ブロックチェーンとフィンテックはこのイベントの焦点となった。オーガナイザーは、世界中から90の中央銀行が参加したと話している。

 

会合において中央銀行のリーダーたちは、ブロックチェーン技術が自身の規制事例だけでなく彼らが規制する対象である銀行にどのようなインパクトを与えるのかに関心を示した。ワシントンDCに拠点を置くChamber of Digital Commerceの創設者であり社長を務めるPerianne Boring氏は同イベントでブロックチェーンに関する部分を担当しており、インタビューの中でそれらの中央銀行は過去このような取り組みを公にはしてこなかったと述べた。

 

世界の中央銀行のブロックチェーンへの高い関心度

 

イベントではブロックチェーンのスタートアップやナスダックの副社長、ゴールドマンサックスのマネージングディレクターなどが登壇した。中央銀行の代表者たちからは幅広い質問が出たが、いずれも技術に対して深く理解したものであったようだ。

 

Boring氏は、特にアフリカ、南アメリカなど成長著しいマーケットの中央銀行のリーダーたちからレベルの高い質問が出ていたことにふれ、ブロックチェーンと電子通貨が彼らにどのようにグローバルな競争で有効となるか興味を示していた点を指摘する。

 

中央銀行の興味とは

 

このイベントはブロックチェーン技術を探求する中央銀行職員が集まったイベントとしてはこれまででもっとも大規模なものとなった。

 

過去数か月間で、複数の中央銀行が分散型台帳と電子通貨の利用の可能性について公にしている。最近の声明でロシアの中央銀行の職員は州が管理する電子通貨は『依然として議題に上っている』と述べ、もしそれが採用されれば広範な利益がもたらされるだろうと語った。

 

フランスとオランダの中央銀行は電子通貨とブロックチェーン技術に対する取り組みを公開した。2月には世界の主要経済諸国の金融規制当局と中央銀行職員による国際的な組織であるFinancial Stability Boardがグループとしてこの技術の調査を開始し、個々の中央銀行のレベルを超えた関心の現れを示した。

 

Boring氏はいくつかの中央銀行がChamber of Digital Commerceに対して関心を示しており、さらなるコンサルテーションを期待していること、また「いくつかの中央銀行からブリーフィングのリクエストを受け取っている」と語っている。

参照サイト

メディア名:CoinDesk

URL:http://www.coindesk.com/central-banks-blockchain-federal-reserve/