中国のビットコイン取引所OK Coinに聞く、中国投資家の視点

公開日時: 2016/06/22 PM2:00 JST

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先週(6月13日週)は、ビットコインの価格が高騰した一週間だった。61,000円から63,000円の間でもみ合いを続けていた状態から12日に上方向にブレイクし、一時は82,690円の高値をつけるという大きな伸びを見せた。

 

ビットコインの取引量のおよそ8割以上を占めるのはビットコイン/人民元だ。今、最大の取引量を持つ中国の投資家はどんな人達なのか? また、ビットコインのどんなところに注目してトレードしているのだろうか? 今回の値動きについても、半減期の他になにか要因はあるのだろうか?

 

そこで、コインポータル編集部は中国最大の取引量、ひいては世界最大の取引量を扱う(Coinhills調べ)中国の取引所OK Coinにいくつか質問を送ってみた。

 

以下が、OK Coinからの回答となる。

 

Q:ビットコインの6月12日週の値上がりの主な理由はなんだったのでしょう?

 

A:先週の価格上昇の主な原因はビットコインの半減期を受けたものだったと思います。また、ビットコインの基盤技術であるブロックチェーンもより多くの投資家や金融機関などの関心を集め始めています。こうしたブロックチェーンの認知度の高まりが、投資家たちのビットコインへの信頼を一歩進めることになったのだとも思っています。

 

 

 Q:今回のビットコインの価格上昇についてどう思いますか?

 

A:取引プラットフォームを提供する一企業として、市場が活発で盛り上がりを見せているのはうれしいことです。しかし、同時に投資家に対してビットコインのリスクについて注意喚起を行い、慎重にトレードを行うようアドバイスする責任もあると考えています。

 

 

Q:中国の投資家にとって、ビットコインのトレードにもっとも影響を与える要素はなんでしょうか?

 

A:ビットコインは現在中国国内では 「特別仮想(バーチャル)商品」という定義の下におかれ、その価格は市場の需要と供給のバランスによって決まっています。(※編集部注:人民元は2016年現在管理変動相場制を採り、実質変動相場制ではない)

 

投資家の関心は、今後のビットコインの合法性や本質的属性(今後どのように定義されることになるか)、またビットコインやその技術が将来的にどのように応用されることになるのか、などといったことに集まると思われます。

 

 

Q:中国でビットコインのトレードを行うのはどのような人でしょう? 

 

A:私達のこれまでの経験から見て、中国でビットコインを買う人の大半は個人投資家で、株のトレーダ―や金(ゴールド)を買う人達がビットコインにも投資を始めたという状況です。彼らは資産をいくつかの形で保有することでリスクを分散しており、投資商品としてビットコイン一種類だけを持っている投資家というのは非常に少ないのが現状です。私達のユーザーでも長期トレードが目的の人と短期トレード目的の人がいますが、両者ともにビットコインだけではなく複数のタイプの投資を行っているタイプが多いと思います。

 

***

 

上の回答からわかったことは、まずはじめに中国の投資家もビットコインやブロックチェーン関連のニュースの動向はリアルタイムでフォローしており、為替や株の値動きなどの要素はもちろんだが、やはり7月に迎えるビットコインの半減期が今回の投資意欲向上につながっていたということ。次に、現在投資家が注目するのは今後の中国国内でのビットコインの規制だということだ。

 

現在は国内でも自由に取引が行えるビットコインが、将来的にはどのような規制の下で取り扱われるようになるのか。これは中国内の投資家にはもちろんのこと、ビットコインの相場にも直接的に影響してくるといえる。

 

 

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