インタビュー:話題のハードウェアウォレットKeepKey

公開日時: 2016/07/02 AM7:00 JST

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ハードウェアウォレットとは

 

ビットコインを保管しておくためのウォレットにはスマートフォンのアプリ、デスクトップウォレット、紙のウォレット等の種類がある。外出先でビットコインを使いたい時はスマートフォンのアプリが便利だが、大量にビットコインを持っていてしばらくそのまま保管しておきたい場合はペーパーウォレットやハードウェアウォレットの方が向いている。

 

ハードウェアウォレットはビットコインを長期間安全に管理しておきたい時に非常に便利なツールで、ペーパーウォレットよりもビットコインを使いやすい。Trezor(トレザー)、Ledger(レッジャー)、Keepkey(キ―プキー)等がよく使われるブランドで約15ドル~100ドル(+海外からの送料、税)で販売されている。

 

デザイン性とセキュリティを両立したウォレット

 

今回編集部は話題のハードウェアウォレットを販売しているKeepKeyに連絡をとりお話を伺った。同社はアメリカのシアトル近郊を拠点としたハードウェアウォレットの会社で、現在は9つの国・エリアで提携及び販売を行っている。今回インタビューに答えてくださったのは、アライアンス提携及び事業開発を担当するダグ・ミラー(Doug Miller)氏だ。

 

編:ビットコインではハードウェアウォレットのブランドが既にいくつかありますが、どのような経緯でこの市場に参入される事になったのでしょうか。

 

D:そうですね、まず弊社のストーリーをお伝えできればと思います。KeepKeyは弊社のオーナーであるダリン・スタンチフィールド氏 (Darin Stanchfield)によって生み出されたものです。2010年からビットコインを使い始めた彼が、ある時他社のハードウェアウォレットをプレオ―ダ―したのですが、なかなか手元に届きませんでした。しかし他に選択肢も無くジレンマを感じた彼は自分で作ってしまおうと考えたのです。

 

編:それがKeepKey誕生のきっかけだったのですか。

 

D:そうです。それに、例えばセキュリティや取引の確認ができる大きな画面など、既存のハードウェアウォレットでもっと変えたいと思う点もありました。ビットコインの取引がスクリーンで見られるというのは彼にとって重要なポイントだったのでかなりの時間と労力をかけて作りましたし、デザイン面ではXBOX360コントローラのデザインに携わった企業からの協力も得ています。

 

編:だからKeepKeyはあんなにシンプルでスタイリッシュなのですね。

 

D:ええ、デザインや機能には非常にこだわっています。KeepKeyのゴールは最も安全で、簡単で、使いやすいハードウェアウォレットを提供することです。

 

分散型の銀行のようなプラットフォーム構築を目指して

 

スマートフォンのウォレット等は便利ですが、さすがにお給料の全てをそれに入れて持ち歩きたい人は少ないのではないでしょうか。銀行の代わりに安心してビットコインを自宅や金庫で保管できるハードウェアウォレットがあって、そこにお金を安全に保管し何かを買いたい時に簡単に使う事ができるのが一番だと思います。

 

また、先日KeepKey社がデスクトップウォレットを提供するMultibitを買収したニュースをご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちは単なるハードウェアウォレットではなく分散型の銀行プラットフォームをつくりたいと考えています。

 

Multibitを買収してからはさらにKeepKeyの売上が増えており、アメリカを中心にカナダやオーストラリアからも沢山注文を頂いています。中国、ベトナム、香港、シンガポール、ヨーロッパでも現地の販売代理店とパートナーシップを組んでいて、日本もこれからKeepKeyにとって重要なエリアのひとつになるでしょう。より多くの人に自分で自分の資産を安全に保管する手段を提供していきたいです。

 

 

いつからハードウェアウォレットを使い始めるべき?

 

編:いつハードウェアウォレットデビューすべきか迷う方は多いと思うのですが、実際どのくらいの量のビットコインを持っている人がハードウェアウォレットを使うべきなのでしょう?

 

D:皆さまご存じのとおり、今はビットコインの価格も上がっているので、1BTC(約7万円)を1万円程度のハードウェアウォレットに入れておく理由は十分にあると思います。また、ハードウェアウォレットを使うべきかどうかを考える際にポイントとなることのひとつは自分の大切な資産を第3者に預けて安全だと思うかどうかです。

 

もちろんモバイルウォレット等でも自分で自分のビットコインを管理できる素晴らしいツールはたくさんあります。ですが、スマートフォンやパソコンのウイルス感染やハッキングの心配もありますのでやはり一番安全なのはハードウェアでしょう。

 

どのくらいの額が目安かと聞かれると、60万円が大金だと思う人もいれば、6万円が大金だと思う人もいるので一概に言うのはむずかしいですが、その人にとって誰かに預けるのではなく自分で安全に保管しておきたい額であれば、ハードウェアウォレットでの保管をおすすめします。

 

個人的には常にビットコインをKeepKeyに入れておいて、必要な分だけモバイルウォレットに移動させるのが一番安心な使い方だと感じます。私の場合、モバイルウォレットに入れる額は多くても数万円程度にしておいて、あとはハードウェアで保管しています。

 

 

編:最近ではビットコインへの注目も高まり、新しくビットコインに興味を持つ人も増えてきているようですが、安全な保管方法については十分に認知されていると思われますか?

 

D:初心者にとってはビットコインについて調べなければならないことも多く、正直分かりにくいのが現状だと思います。まずはウォレットが何かについて知らなければなりませんし、新しくビットコインを始められる方は、まずはどのような選択肢があるのかをきちんと調べてから購入していただきたいと思います。

 

編:ハードウェアウォレットの場合だとKeepKeyの他にもTrezorやLedgerといったブランドがありますよね。具体的にどういった点がKeepKeyの特徴なのでしょうか。

 

D:シンプルな使用感だと思います。デジタル面でも物理的にもデザイン性が良く、スクリーンのサイズも大きくしてあるので非常に見やすくなっています。そしてこれからのロードマップには追加の機能やオプションも予定していますし、コールドストレージでビットコインを保管するのでもちろん安全性も高くなっています。

 

さらに、実は日本のユーザーの為に「あるもの」を準備しています。実はまだ準備中のため公開できませんが、とても喜んでもらえると思うので発表を楽しみにしていただきたいと思います。

 

【KeepKey】

価格:99ドル (支払いはビットコインまたはペイパル)

ウェブサイト:https://www.keepkey.com/

 

 

 

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