アメリカ中央銀行のFRB、ブロックチェーンに『細心の注意』

公開日時: 2016/10/15 AM8:30 JST

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アメリカの中央銀行に相当する機関であるFRB(Federal Reserve Board、連邦準備制度理事会)の理事であるLael Brainard氏がブロックチェーンに関するスピーチを行い、この技術が金融システムに対して大きなインパクトを与えうると述べた。

 

ワシントンDCのIIF(Institute of International Finance、国際金融協会)において行われたBrainard氏のスピーチは、アメリカの中央銀行のブロックチェーンに対する主な意見を代表している。彼女はFRBが主導する金融イノベーションに焦点を当てた作業部会の進捗について詳細に説明した。この取り組みは、次世代の支払いおよび決済システムにおけるこの技術の利用を探求している。

 

同時に、Brainard氏はその他のFRB職員がこのような研究の取り組みについて述べたコメントを繰り返し、次のように述べた。「私たちは分散型台帳技術あるいはブロックチェーンに細心の注意を払っている。このことは支払い、清算、決済業務における長年の進歩の中で最も重大な発展を象徴するものであるかもしれない」

 

今回のBrainard氏のコメントはFRBのイエレン議長が下院においてこの技術が金融システムに対して『大きなインパクト』を与えうると発言してからちょうど一週間後の出来事である。その時、彼女はFRBがデジタル通貨とその他のブロックチェーンの応用について『理解しようとしている』と語っている。

 

Brainard氏はスピーチで金融業界におけるこの技術の様々なユースケースについて述べると同時に、それが広まることによる潜在的なリスクに対するFRBの見解についても触れている。「多くの新しい金融技術のように、分散台帳は伝統的な金融リスクを改善あるいは悪化させ得る。」と同氏は述べている。

 

続けて同氏は、FRBは今年の後半にブロックチェーンのこの話題に関する研究報告書を発行するだろうと述べた。さらに、FRBはこの技術に関する議論を深めるために民間および公的機関の関係者との会合を持っていくつもりだとも語っている。

参照サイト

メディア名:CoinDesk

URL:http://www.coindesk.com/federal-reserve-paying-attention-blockchain/