南アフリカの銀行グループと規制当局、ブロックチェーンのテストへ

公開日時: 2016/11/03 AM8:30 JST

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南アフリカの銀行グループが、同国の主要な規制当局と協力してブロックチェーンのアプリケーションをテストする計画を進めている。

 

地元メディアのIT WebMoneyWebによれば、このプロジェクトのメンバーである銀行にはStandard Chartered、Absa、Rand Merchant Bank、Investec、Nedbankがある。プロジェクトをサポートする規制当局側には南アフリカのFinancial Services Board、主要な金融規制当局であるStrate、また同国の中央銀行である南アフリカ準備銀行(South African Reserve Bank)が名を連ねている。

 

同プロジェクトは、ブロックチェーン経由のシンジケートローンを発行するためのシステムの開発とテストを行った。 MoneyWebによると、テストでは南アフリカの中央銀行がテストネットワーク上で他の当事者とスマートコントラクトを実行するなどの試みが行われたとのことだ。

 

今年の初め、南アフリカ内の銀行から60の代表者が集結して共同のアプリケーションについて取り組みを始めた時から、南アフリカ内の銀行と金融規制当局間との協力は真剣に進められてきた。これと時を同じくして、AbsaはR3のブロックチェーン・コンソーシアムに参加したことを発表した。

 

関係者は、この取り組みは始まったばかりではあるが有望だと話している。Rand Merchant Bankの内部でブロックチェーン関連の取り組みを担当するFarzam Ehsani氏は、MoneyWebに次のように語っている。

 

「今私たちが学習を始めているのは、ブロックチェーン業界が新生されて新しいプラットフォームが出現するようになれば、我々は間違いなくプラットフォームの刷新を検討することになるだろうと思うからです。」

 

南アフリカ準備銀行のArif Ismail氏は、規制当局は現在の急速な技術変化の波の中にあって積極的な関与を追求する必要がある、とIT Webに話している。

 

「誰もが、ブロックチェーン技術と分散型台帳技術に関して今起こっていることに飛びつこうとしています。しかし、コンセプトはそれほど単純ではありません。規制当局の観点から、まずは何が起こっているのかを常に把握しておくことが不可欠だと考えています。」

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