ドイツ銀行:ブロックチェーンの効果は6年以内に資本市場へ

公開日時: 2016/11/17 PM3:30 JST

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ドイツ銀行のレポートによると、市場参加者の4分の3が分散台帳技術が今後6年以内に広く普及するだろうと考えているとのことだ。

 

同行のグローバルトランザクションバンキング部門によるこの報告書は機関投資家、銀行、金融スポンサー、ソヴリン機関そしてブローカーやディーラーたちの戦略的思考に影響する要因に関する調査を行っている。

 

合計で200の市場参加者からのアンケートを集計した結果、87%がブロックチェーンや分散型台帳技術が証券サービス市場に影響を与えるだろうと回答している。

 

全体で75%の回答者が分散台帳技術が今後6年間で積極的に利用されると思うと答えており、報告書の著者はこの技術の将来について驚くほど期待されていると提言している。

 

ドイツ銀行の管財・清算責任者を務めるデボラ・トンプソン氏は報告書の中でこう述べている。「回答者は明らかにブロックチェーンの潜在的な影響力に前向きな見解を示している。ほとんどの参加者は中くらいかあるいは完全に既存のビジネスモデルに破壊的な影響を与えると見ており、大多数は今後6年以内に活発に利用されるようになると考えている。」

 

その他、回答者のほとんどがこの技術が企業のコスト削減に役立つと考えていることなども興味深い。

 

38%はブロックチェーンが証券サービス提供のコストを20%以上削減できると考えており、42%はコスト削減の範囲が11~20%になるだろうと推定している。

 

さらに、48%はブロックチェーンによって対処することのできるもっとも重要な課題がシステム障害だと考えている。

 

今回の調査はドイツ銀行によるより規模の大きなブロックチェーンの研究結果と一致するもので、同行は過去にCoinDeskに対して同行のグローバルトランザクションバンキング部門がブロックチェーン技術に焦点を当てて企業を越えた取り組みを行っていると述べていた。

 

ドイツ銀行はその他の主要な金融企業と提携を結ぶことにも前向きであり、今年の初め銀行がどのようにデジタル通貨を決済に用いるのかをテストする取り組みを行っている。