21 Incがビットコインのマイニング回路の特許申請

公開日時: 2016/11/30 PM3:30 JST

670×300_media_mining

アメリカのスタートアップ、ビットコインのマイニングマシーンの電気回路に特許申請

 

21 Inc社がビットコインのマイニング機器の電気回路に関する特許を申請したことが公文書によって明らかになった。

 

ビットコインのマイニングとは、ビットコイン・ネットワーク上の参加者が次の有効なトランザクションブロックを生成するために競争するエネルギー集約的(energy-intensive)なプロセスである。そして、ブロックを追加することに成功した採掘者は新しい12.5BTC分のビットコインを受け取ることができる。これは本稿作成時点の価格でおよそ105万円前後に相当する。

 

21 Incが申請する、“難易度の比較能力を備えたマイニング回路”

 

21 Inc社は開発者向けのビットコイン・コンピューター「21 Bitcoin Computer」を販売しているスタートアップ。21 bitcoin Computerを利用すれば、開発者は簡単にビットコインで支払い可能なアプリやサービス、デバイスなどを作ることができるというものだ。

 

11月初めに米国特許商標庁 (USPTO)によって公表された申請書によると、21 Incは「調整可能な難易度比較能力を備えた仮想通貨マイニング回路」について特許を申請しているようだ。

 

この申請はもともと2015年5月6日に、21 Incの共同創設者Nigel Drego氏、Veerbhan Kheterpal氏Daniel Firu氏を発明者として提出されていたものだ。21 Incの特許申請はこれで二度目。一度目の申請はやはりマイニング回路に関するもので、2014年4月に特許申請し2015年10月に発行されている。

 

マイニングマシーンの出現で、競争のための開発が激化

 

ビットコインが生まれてからの数年、マイニングは自宅ベースの作業からスタートして、今では同時に数百の機器を稼働させるデータセンター・ベースのものへと様変わりしてきた。ビットコインのマイニングに特化したハードウェアが出現したことで、新しいブロック生成の競争のための開発需要が生まれたと申請にはある。

 

「(次のブロックを生成するための)暗号パズルの難易度が非常に高いため、ビットコインのマイニングに特化して設計された専用回路が使用されるようになった。そのような専用回路の設計、購入、運用は高価なものに成り得る。それゆえ暗号操作およびそこから生成されたソリューションを承認するための高性能のシステムとメソッドが提供されることが望ましい。」と申請には書かれている。

 

21 Incは、2013年からインテル(Intel)社のチップを用いてビットコインのマイニングの開発に取り組んでいる。21 Incはまた、2015年の9月にリリースした21 Bitcoin Computerを中心として同社の戦略を構築しており、仮想通貨を用いたマシーン・トゥー・マシーン(M 2 M)決済のための基礎を創ることを狙っている。同社は今日までベンチャーファンディングにおいて1億ドルの資金調達に成功している企業でもある。

 

米国特許商標庁はここ数週間の間に多くのビットコインおよびブロックチェーン関連の特許を公表している。AT&TやNasdaqのような大企業や、またBlockstreamやDigital Asset Holdingsのようなスタートアップ企業からの特許申請が行われている。

参照サイト

メディア名:CoinDesk

URL:http://www.coindesk.com/21-inc-bitcoin-mining-patent/