オーストラリア、仮想通貨の業界団体が自主的規制へ

公開日時: 2016/12/06 PM3:30 JST

670×300_media_biz

オーストラリアの仮想通貨業界団体が、この領域における自主規制の促進を目的とした取り組みを開始した。

 

オーストラリアの仮想通貨業界団体ADCCA

Australian Digital Currency & Commerce Association (ADCCA)は、2015年の上院報告書で推奨された内容の結果としてDigital Currency Industry Code of Conduct(デジタル通貨業界の行動規範)をローンチした。この取り組みについては今年2月に発表されている。

 

このオーストラリアのデジタル通貨&商業協会には、デジタル通貨を事業で扱う「業界会員」デジタル通貨支払いを受け付けるビジネス「準会員」その他の大手企業、政府や国際的な機関の「パートナー会員」の3種類があり、BTC Markets、Bit Trade Australia、Coin loftなどの取引所やDelloit、PwCが会員となっている。

 

この報告の中の主な提案の一つは、政府がビットコインのようなデジタル通貨を規制するためにより具体的な戦略を策定するに際して、この技術に取り組む企業らによる自主的な規制がそのギャップを埋めることに寄与し得るというものだ。

 

それ以来、オーストラリアはアンチマネーロンダリングの規制を、この新しい行動規範に織り込まれているビットコイン取引所にも広げる動きを取っている。一方当局は、厳しい非難を受けているビットコインの購入における二重課税を除去する方法を探っている。

 

安心して使える取引所を目指したスタンダードの構築

 

ADCCAのCEOであるNicholas Giurietto氏は発表の中で「私たちが考案した自主規制モデルは、アンチマネーロンダリングやテロ資金供与の予防を実現し、オーストラリアの利用者に対してビットコイン取引所が高い水準で運営される信頼できるサービスであると安心感を与えることができる」と語っている。

 

Deloitteのオーストラリア支社を含むこの取り組みの後援者たちは、顧客の安全と働きかけの観点でこのローンチを位置付けている。

 

Deloitteのアドバイザリー・パートナーRichard Miller氏は、「この取り組みは全てデジタルマネーを安全なものにするためのものである。私たちが力を合わせている狙いは、消費者保護と運営における高い水準を作り上げることだ」と語っている。

 

オーストラリアはフィンテック政策を行っており、主要な金融報告基準制定機関であるADCCAがデジタル通貨の基準に関する国際的な取り組みを推し進めるにつれて、今後さらに変化が起きると考えられる。ADCCAは、ブロックチェーン企業やそれらの企業が開発した技術の買収取引を精査する可能性があることもほのめかしている。

参照サイト

メディア名:CoinDesk

URL:http://www.coindesk.com/australia-digital-currency-self-regulation/