イーサリアムが次のバージョン「メトロポリス」へ向けて始動、2017年リリース予定

公開日時: 2016/12/13 PM3:30 JST

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イーサリアムが、4段階の開発プランの第3段階「メトロポリス」リリースへ動き出す

 

ブロックチェーンを基盤とした分散型のアプリケーションを作成するためのプラットフォームであるイーサリアムが、次のバージョン「メトロポリス」のリリースに向けて動き出している。

 

イーサリアムはもともと4段階立てでバージョンアップしていくというプランがあり、各ステップはFrontier(フロンティア)、Homestead(ホームステッド)、Metropolis(メトロポリス)、Serenity(セレ二ティ)と名付けられている。現在(本稿作成時点)はまだβ版であるHomesteadの状態だ。

 

今年、イーサリアムはそのネットワークを外部の攻撃に耐えうるものにするために7月10月に2回ハードフォークを行った。また、バグの影響により意図せずにネットワークのフォークが起こるという事件もあり、慌ただしい1年といえた。

 

そんな中、イーサリアムの創作者であるVitalik Buterin氏の関心は、次の目標に向けられているようだ。

 

2017年の第1四半期か第2四半期でのリリースを計画

 

先週のブログの投稿の中でButerin氏は、2017年の第1四半期か第2四半期にメトロポリスをリリースすることを大まかに計画していることを明らかにした。

 

今後予定されているアップグレードは、イーサリアムのシステム全体の複雑さを減らすための取り組みの一部として、そのルールの大半をバーチャルマシンに移行する。アナリストらは、このことでネットワーク統合のために長年計画されていた機能が実現に向かうと見ている。

 

ブロックチェーンコンサルタントであるCiaran Murray氏は、メトロポリスとはイーサリアムが“ブロックチェーンのセキュリティについて妥協することなく、開発者にとって可能な限り『イノベーション・フレンドリー』なものになる”ためのリリースだと話す。

 

メトロポリスに更新されると期待できること プルーフ・オブ・ステークは次の段階か

 

Buterin氏は、メトロポリスへの更新によって数多くの小さなプロトコルの改善をもたらされ、「総じてホームステッドよりもはるかに充実したもの」になると述べている。

 

この変更によって、4月に提案された2つのイーサリアム改善案(EIPs)も追加される。恐らく最も重要視されているのは、イーサリアムのセキュリティロジックをコントラクトに移動させることで開発者たちが様々なセキュリティ案の実験をよりコントロールできるようにするEIP86である。EIP96はクライアントの実装をシンプルにするものだ。

 

このアップグレードによってクライアントから複雑な要素が取り除かれると期待できることのひとつは、ハードフォークをより安全に実行できるようになることだという。またMurray氏によると、ユーザーがビットコインを含めたあらゆるトークンでイーサリアムのトランザクション手数料を支払うことができるようになるそうだ。

 

一方、非常に期待されているプルーフ・オブ・ステークのような機能は今のところメトロポリスのロードマップでは言及されていない。最終段階であるセレ二ティのリリースに含まれると見込まれている。

参照サイト

メディア名:CoinDesk

URL:http://www.coindesk.com/metropolis-ethereum-blockchain-attacks-look-forward/