2016年ビットコイン相場振り返り

公開日時: 2016/12/17 PM3:30 JST

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2016年は価格が大きく上昇した1年だった。ビットコインの取引処理能力を改善するためのスケ―ラビリティ問題を巡るキーパーソンの発言や、海外取引所のハッキング事件、世界情勢を背景にした価格上昇等、今年ビットコインの価格に影響を与えた出来事を振り返ってみたい。

 

スケ―ラビリティ問題を巡る発言

 

2016年の1月15日には新年早々元ビットコインコア開発者のマイク・ハーン氏が「ビットコインは失敗に終わった」とブログで発言。これによりビットコインコミュニティや投資家の間で大きな不安が広がった。さらに2月26~28日かけてフロリダで行われたビットコイン開発者や取引所等のトップが集まる会合「サトシ・ラウンドテーブル」に参加したCoinbase社長が開発コミュニティの問題を指摘した発言もあった。

 

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半減期相場

 

ビットコインの供給量は2100万BTCと決められており、この2100万のビットコインはマイニング(採掘)という作業を通じて少しずつ流通する仕組みになっており、2016年12月の時点では約1600万BTCが採掘され、私たちのビットコイン生活の中で使われている。

 

採掘と言えど、実際の作業は金山ではなくコンピューターの計算を通じて行われており、このマイニングに参加し、貢献している人達を通じて約10分に一度のペースで新しいビットコインが出てくるようになっている。この新しいく採掘されるビットコインの量は4年に1度半減するように設計されており、50BTCから25BTCに半減、そして今回は25BTCから12.5BTCへと半減した。

 

ビットコインの新規発行量が減るということは、ビットコインの価値が高まるのではないかと投資家達が期待してビットコインが買われたのが半減期の相場だ。

 

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取引所のハッキング

 

半減期を終えた後の8月には香港の大手仮想通貨取引所、Bitfinexがハッキングの被害に遭い、価格が6万円台前半から4万円台後半にまで暴落した。ハッカーによって顧客の資金が盗まれたことで同社は顧客の口座残高を減らして再スタートし、36.067%とされるこの損失部分は「BFX」というコインの発行によって補てんされた。取引が可能になるまでは1コイン=1ドルと設定されていたが、2016年の12月現在BFXUSDのペアは 0.5ドル台となっている。

 

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世界情勢

 

その他、Brexitや中国の資本流出規制など世界の動きがビットコインの動きにどのような影響を与えたか振り返ろう。

 

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