2016年ブロックチェーン動向まとめ

公開日時: 2016/12/18 PM3:30 JST

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2016年、フィンテックのキーワードの一つとなったブロックチェーン。これはビットコインの取引を記録し、システムを支えている技術なのだが、これを仮想通貨以外にも活用できるのではないかと、世界中の金融機関、企業、スタートアップ等が注目した。

 

ブロックチェーンの性質はビットコインのような支払い手段だけでなく、証券取引、スマートコントラクト、身分証明、土地の管理、公証人、サプライチェーン管理などにも活用しようとする動きが広がった。例えば、ジョージアホンジュラスの政府による土地管理のプロジェクトや、スタートアップ企業Everledgerによるダイヤモンドやワインのサプライチェーン管理などが行われている。日本国内でもブロックチェーンに関する取り組みを行うスタートアップが活躍中だ。

 

金融機関の取り組みの中ではブロックチェーンの研究・応用を目的とした大手企業やスタートアップがR3、Hyperledger、Ripple等のコンソーシアムを結成している。日本でもMUFG、みずほFG、SMBC、野村ホールディングスなどの金融機関をはじめ、SOMPOホールディングスカブドットコムオートバックスなど様々な企業が実証実験を行っている。日銀も度々この技術について発言するなど、各方面からの注目が高まる年となった。

 

さらに、世界の中央銀行の中でもスウェーデンカナダ中国に至ってはデジタル通貨の発行の検討まで行っている。ブロックチェーンをベースにするものになるかは分からないが、デジタル化に向けた動きは今後もさらに加速するだろう。

 

プロジェクトやスタートアップ

アートや音楽にブロックチェーンを活用しようとするプロジェクト5つ

予測市場とブロックチェーン

UJO MUSIC:ブロックチェーンで音楽業界の仕組みを変える

高級時計の偽造防止にブロックチェーンテクノロジーを活用

SingularDTV:イーサリアムを用いた分散型の『Netflix』

ゴールドマンサックスが挙げるブロックチェーン5つの実用例

 

金融機関や企業による実証実験

マイクロソフトのブロックチェーンへの取り組み

ディズニーが作ったブロックチェーン「Dragonchain」

IBMに聞く、ブロックチェーンへの取り組みと今後の展望

日本取引所グループ、実証実験の詳細を公開「分散型台帳技術は金融インフラを変える」

日立とMUFG、シンガポールでブロックチェーン技術による小切手決済の実証実験

インフォテリア、テックビューロ、マイクロファイナンスの勘定データ記録で実証実験

国内で5万人規模の個人認証実証実験にTISが参画、ブロックチェーン活用を模索

 

コンソーシアム

世界のブロックチェーン・プロジェクト動向

SBI Ripple Asia主導のコンソーシアムに国内の金融38行が参加

オープンソースのブロックチェーン『Hyperledger』、大手企業と連携

R3、独自のプラットフォームCordaを発表

ゴールドマン・サックス、R3コンソーシアムから脱退

 

中央銀行の取り組み

世界の中央銀行90行、イベントでブロックチェーンの可能性を探る

カナダ中央銀行、仮想通貨の価値についてワーキングレポートを発表

ロシアの中央銀行、分散型台帳技術の実験成功

イングランド銀行レポート「中央銀行のデジタル通貨がGDPを押し上げる」

韓国中央銀行がブロックチェーン技術への取り組みを示唆

香港の中央銀行、分散型台帳技術テストへ向け実験環境を整える

オランダ中央銀行がブロックチェーンを使った暗号通貨のプロトタイプを開発中

シンガポールの中央銀行がインド、韓国とブロックチェーン技術開発の提携

南アフリカ中央銀行、ブロックチェーンや仮想通貨にオープンな姿勢

インドの中央銀行、地銀にブロックチェーン研究への協働を奨励

フィンランドの中央銀行がブロックチェーンのセミナーを開催

 

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