ビットコイン、一時20%の急落:1月1日週の相場

公開日時: 2017/01/06 AM10:00 JST

【1月1日週のビットコイン相場】

 

ビットコインの価格は年末年始も勢いを弱めることなく連日過去最高値を更新したのち1月5日の夜に暴落。ある意味ボラティリティの高いビットコインらしい一週間で2017年のスタートを切ることとなった。

 

1月1日に112,711円で始まったビットコイン/円相場は3日には12万円、4日には13万円台へ到達。ドルで見ても1月1日に大台である1000ドルを突破したのち1150ドルまで上昇、中国の人民元でも88000元代後半に到達しており9000元も目前だった。

 

しかし5日の午後6時頃から売りが優勢となり午後10時には106,716円週安値を付け数時間で約20%の暴落となった。本稿作成時点ではビットコインの価格は半値戻し水準である120,000円まで回復している。
ビットコイン/円 1時間足チャート

 

今回ビットコインの価格が上昇した背景にはインドやベネズエラでの高額紙幣回収や中国の資本規制があるのではないかと考えられている。これからの価格についてはビットコイン金融商品の登場や新興国での通貨不安、アメリカの政治や中国の資本規制でさらに需要が拡大するとの楽観的な見方がある一方で、ビットコイン送金手数料の上昇やブロックサイズの問題等、ビットコインが抱える技術的な問題点を指摘する声もある。

 

関連記事:取引所に聞く2017年のビットコイン 相場と展望

 

ビットコインは2017年1月3日で最初のブロックが誕生してからちょうど8年目を迎えたばかりだ。まだ成長途中である技術の開発やコミュニティのガバナンスが今後どのように進められるのかも今年のビットコインの価格を占う上で重要な要素になるだろう。

 

中国の状況は

 

中国の仮想通貨取引所Huobiにビットコインの価格について尋ねてみたところ、COOを務める Zhu Jiawei氏は、2013年にビットコインの価格が8000元に到達した際は市場は混乱状態だったが、今回は取引量の変化から見ても比較的落ち着いているのではないかと述べ、「個人的には長期的には価値が上昇すると考えているが、短期の価格について判断をするのは難しい」と語っている。

 

中国では資産の価値を守る方法の一つとしてビットコインが利用されており、Huobiではレバレッジをかけた取引は少なく、ほとんどのユーザーが現物を買って取引所で保管しているようだ。

 

また、今月末には中国のお正月、春節が1月28日(土曜日)に控えていることも覚えておきたい。この時期にはビットコイン投資の大部分を占めると言われている中国のトレーダーもお正月ムードになるため、これがどのような相場にどのような影響を及ぼすのかにも注目だ。

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